遅ればせながら、私も『文藝春秋』9月号
「佳子さまからの警告」を読んだ。
「初めて祝ってもらいました・・・・・・」と
NYへ向かう機内で眞子さんが流した涙、
「今さら言われても遅い」という秋篠宮様のひと言、
佳子さまの「一生ここから抜け出せないのではないか」
という大きな恐怖心、
「鬱的な恐々に陥っていない方は、一人もいない」
という宮内庁幹部の言葉。
あああ、なんという不作為!!
危機感をもっているつもりでも、
全然足らない!
「もし自分が同じ立場だったらどうか」
眞子さんが結婚を通して訴えたかった問題意識が突き刺さる。
読み進めていくうちに猛烈に腹が立ったのは、
男系固執主義者の存在だ。
あらためて腹立たしい。
皇室関係者などと匿名で、旧宮家の復活や
旧宮家系男系男子と女性皇族との結婚をほのめかし、
皇族方の人生を人為的かつ設計主義的に左右しようとする
八木秀次の何と悪辣なことか。
女性・女系天皇の誕生を「うんこの入った味噌汁」などと
吠え立てる竹田恒泰の何と下劣なことか。
いや、彼らばかりではない。
自分のルサンチマンのはけ口を
秋篠宮家バッシングに向ける国民の何と卑怯なことか。
無関心を決め込む国会議員の何と不勉強なことか。
空気のように「あるのが当たり前」で、
与えられた環境を誰が支えているのか、
どんな制度で成り立っているのか、
顧みることすらしない国民の何と無知なことか。
何という劣化!
何という堕落!
ここには当然、自分も含まれる。
ああ、何という不作為!
天皇を戴く制度、皇族の人権、
自分が同じ立場だったらどうか。
考えろ!
考えろ!!
考えろ!!!
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